夏休み!子連れで登山をする場合の注意点


ホーム > プロが教える10倍楽しい登山方法! > 夏休み!子連れで登山をする場合の注意点

夏休み!子連れで登山をする場合の注意点

お盆休み真っ只中ですね。

私の周囲でも、この休み中に「山に行くぞー!」という方が沢山いらっしゃいます。

もしかしたら、あなたもこのメールをご覧頂くのは下山後かもしれません(笑)

さて、夏休みのシーズンになると、子連れの登山グループが増えてきます。

いつも思うのですが、子供の体力は素晴らしいですね。

小さいのに、元気に歩いています。

そして、もっと面白いのが、登山はその子の性格が顕著に現れることです。

負けず嫌いの子供なら、絶対に弱音を吐きません。

「大丈夫か?」と聞いても、「大丈夫だもん」と言います。

逆に、甘えん坊の子供は、すぐに「疲れた」と言い出します。

ですが、このような子供は褒めてあげたり、
下山後にプレゼントを用意してあげると頑張ります。

あなたのお子様がどんな反応をするのかな、という良い体験にもなると思いますよ。

登山は子育てにおいても、たくさんのことを学べる貴重な体験だと思います。

テレビもコンビニもない、まして車も自転車もない。

自分の足だけで山に登り、限られた飲食を摂ることで有難みもよく分かると思います。

ただし、一つ注意があります。

それは、お子さんの反応は大人よりも鈍い、ということです。

大人なら「喉が渇いた」と思えばすぐに飲み物を飲むでしょう。

ですが子供は集中すると、喉が渇いたことに気付かず急にぐったりしてしまうこともあります。

夢中になると、大人よりも色々な五感がシャットアウトされてしまうのでしょう。

ですから、大人は注意が必要です。

喉が渇いたと言い出さなくても、きちんと飲む時間を取ってあげること。

それから、汗も大人よりたくさんかきます。

可能なら何度か着替えをしておくと良いでしょう。

汗をかくと、体の表面だけが冷えることもあります。

表面だけ冷えると熱を発散する機能が低下し、内側に熱がこもってしまいます。

これもまた、体調不良の原因になりかねません。

ですので、汗だくだくになっているなぁ・・・と思ったなら、休憩をして着替えさせてあげましょう。

時々私が見ていて心配になるケースがあります。

それは、お父さんが山に慣れていて、
息子さんを「甘やかしてはならない」と思って登山をしているケースです。

厳格な父親というのは悪くないと思います。

ですが、無理をさせてしまうとお子様の健康に関わることになってきますので、注意が必要です。

「喉が渇いた」と訴えても 「少々我慢しろ」 なんて言ってはいけません。

それはお子様のサインですので、絶対に軽く流すのではなくきちんと聞いてあげてください。

ただ、お父さんが山を登る姿というのは、きっと
お子さんから見たらとても凛々しく、頼もしい姿でしょう。

そうした親子の絆を深める意味でも、登山はとても良いイベントになると思います。

ロープウェーなどショートカットできる道のある山

お子様と一緒に登山をされる場合の山選びとして
せっかくですので、ポイントをお伝えします。

ロープウェーなどショートカットできる道のある山

・景色に変化のある登山道

・岩場など足を取られるような場所のない山

という点です。

やはり、お子様は大人と違い、バランスが良くないです。

あまり足場の不安定な山は避けたほうが良いでしょう。

なるべく登山道の整備された場所を選ぶようにしてください。

それから、景色が変わらないと飽きてくるので、
なるべく開けているような登山道だったり、植物が楽しめるような山が良いです。

そして、お子様連れだとどうしても、時間が読めないということもあります。

元気に歩く日もあれば、ぐずって動いてくれないという日もあるでしょう。

そのようなときに、時間がかかっても途中で時間短縮を図れるようなルートがあると便利です。

ぜひ、お子様といい思い出づくりをされてみてはいかがでしょうか。



登山家 小西浩文『生き残った人の7つの習慣』
登山家小西浩文オフィシャルウェブサイト
メッセージ
書籍
無酸素登頂
登山歴
地球温暖化
応援メッセージ
プロジェクトメンバー 支援者一覧
講演実績
登山コラム
登山家 小西浩文の『目で見て分かる登山教室』楽しいトレッキング講座
登山家 小西浩文『生き残った人の7つの習慣』

  ページトップへ


ホーム - プロフィール - メディア出演 - 哲学 - ニュース - コンタクト - メッセージ

書籍 - 無酸素登頂 - 登山歴 - 地球温暖化 - 応援メッセージ - サイトマップ


掲載の記事・写真・イラストなど、すべてのコンテンツの無断転写・転載・公衆送信などを禁じます。

Copyright© 2024 登山家 小西浩文 オフィシャルウェブサイト All Rights Reserved.